クジャクの求愛行動

小さな地球で働く何でも屋さんの話。

~It's a small world project~

【お気楽すぎる大使館面接@東京】

スペイン人と結婚するところです。
 
 
去年から付き合っている陽気なスペイン人と結婚すべく、
東京のスペイン大使館で面接を余儀なくされた私たち。
 
 
日本人同士と結婚するより遥かに多くの手順を要する国際結婚。
 
 
細かい手続きは後日説明するとして、
もうスペイン人のフランクさに脱帽した出来事を記そうと思う。
 
5月に離れ小島の丘の上(無人島の崖っぷち)で婚約したものの、
フィアンセ側の書類でまごつき結局半年が経過しての第一歩。
 
大使館の面接。
 
ここでは、
 
 
「フィアンセがどこの国の誰とも結婚していない」
 
 
というシュールな証明を発行するための領事による面接が行われる。
 
 
まず、彼が誰とも結婚していないことを祈る事から始まったこの企画。
 
 
いつ付き合ったとか、いつ一緒に住んだとか、
両親は賛成しているのかとかそんなことを事細かに聞かれると聞いていた。
 
 
 
心配性で肝がおちょこ級な私は声に出して「あたふた」と発するほど
緊張していた。
 
 
また書類返送されたらどうしよう。
彼の書類の不備あったらどうしよう。
結婚してたらどうしよう。
財布に隠した手裏剣取り上げられたらどうしよう。
 
 
心配する私を横目に余裕のフィアンセ。
 
「面接するのはスペイン人だから、大丈夫〜
 
いい加減、呼吸してくれる?」
 
 
できるか!
 
 
 
すると、間もなく私たちの面接の時!
 
 
最初は彼が先に呼ばれ、なんなと談笑している。
 
 
でも、スペイン語なので全く分からない。
 
 
 
そして、数分して私の出番。
 
 
めっちゃフレンドリーな領事が
 
 
「へ〜い、元気?元気?あ〜そうかぁ、よかった〜座って〜」
 
 
と、もう全開にラテンモード。
 
 
領事「スペイン語話せる?」
 
 
私「いいえ。英語なら。」
 
 
領事「スペイン語、ダメ?私、日本語、ハズカシイ!」
 
 
(知らんがな!)
 
 
領事「you are from Osaka, 大阪 イイトコ、
 
 
大阪ノ ココロ、最高!東京ヨリ最高!」
 
 
私「そうっすね!」
 
 
領事「…ハイ、モウ面接オワリ!」
 
 
私「え?!!!!!!もっとないんですか?こう・・・いつから付き合ったとか…!」
 
 
 
領事英語をペラペラと。
「僕はね、休暇から戻ってきたばかりなんだ。
 
今日、火曜日でしょ?まだ頭働いてないよ〜。
 
 
今日が金曜日ならちゃんと質問するけどさ、君たち全然問題ないもん〜。
 
 
休暇明けの僕に仕事するなんて期待しないでくれたまえ〜。」
 
 
 
えええええ!!!!!絵に描いたようなラテンっぷり!
 
 
領事「てかさ、大阪で今度大使や領事が集まるパーティーが関西であるから、
君たちもぜひきなよ!
 
招待状残ってたからあげるし!僕もいくからその時しゃべろう!」
 
 
 
こうして、難なく、本当に難なく面接は終了し、
 
 
独身証明が発行された。
 
 
 
このラテンな国に嫁ぐんやなぁ〜と思うと幸せ度数が急激にあがった気がした。
 
 
 
東京滞在の1番のイベントを終了した。
 
 
 
 
 
チャリティーイベントを終了してすぐ、夜行バスに乗り込み、
 
早朝に東京に着いたので柴又まで行って江戸川の土手で一眠りし、

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秋葉原でファミコン時代のキャラグッズに舌鼓を打ち、

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やる事ないから、

 

神社で猫と絡んだり、

 

駅で猫におでんあげたり、

 

のんびりと散歩していた。

 

 

中でも、浅草で出会った奇抜なおばあちゃんがフィアンセを一目見た瞬間、

 

 

「あ、トムクルーズ!」

 

 

とまさかの珍コメントを吐き捨てて走り去った姿は一番印象的だった。

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もう、さすが東京。

 

 

いろいろカオスすぎました。

 

次また東京にくる時は、

 

 

もっと暖かい土手を探してみようと思います。

 

 

心当たりのある方は、教えてください。

 

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